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ねずみとチーズ
2006.09.15(Fri)
ねずみは大きなチーズを見つけて、大きなチーズに酔いしれた。

チーズな暮らしに馴れてきて、チーズにあぐらをかいた時、
チーズは一夜で消え失せた。

チーズを無くしたねずみは一人、必死でチーズを探したが、
どこにもチーズは見当たらず…長くて寒い冬がくる。

ねずみは春を待ちながら、チーズを探そと立ち上がる。
昔のチーズの匂いの残る、部屋に別れを告げてゆく。

小さなチーズのカケラはあれど、大きなチーズは見当たらず。
視界は全て雪模様。目には涙、足には血。

迷い迷って行き着く部屋で、昔のチーズの匂いが香り、
ねずみは一匹夢を見る。
大きなチーズと暮らした過去の、優しい匂いと温もりを。

目覚めてねずみはまた思い知る。
過去に犯した過ちと、償う事すら出来ぬ今。

ねずみは部屋で涙と共に、少しの希望を見つけ出す。
優しい過去の匂いと味は確かに存在したのだと。

かくしてねずみは部屋を出る。大きなチーズを探すため、
昔のチーズに少しの未練、多分の感謝を告げながら…
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